言語聴覚士や理学療法士、作業治療士などの医療業界へ転職するための専門知識(資格)を学習する専門学校【関西総合リハビリテーション専門学校】


KRC YOUR STORY

結婚を気に離島へ。資格があったからこそ安定した仕事に就けた

野々山直子さん 言語聴覚学科

野々山直子さん


言語聴覚士という資格について

「資格取得で、自信を持って仕事に携わっていける」
鹿児島県の離島・屋久島にある救急総合病院で、高次脳機能障害に伴う嚥下障害や失語症、高齢者の摂食・嚥下障害などの患者さんに対する言語聴覚療法を担当しています。リハビリテーション室の医師と連携しながら症状を評価し、検査データに基づいた訓練や療法を提供するのが主な仕事です。私が生まれ育ったのは神戸ですが、関西総合リハビリテーション専門学校(以下KRC)を卒業後すぐ、屋久島出身の夫と結婚し、こちらに移り住みました。まったく知らない土地での新生活に不安もありましたが、言語聴覚士の資格を持っていたからこそ、就職先も難なく見つかり、改めてKRCで頑張って勉強し、国家資格を取得した甲斐があったと実感しました。高齢化社会の反映からか、言語聴覚士のニーズは増加傾向にあり、比較的求人も安定していると思います。屋久島に来て1年、ようやく環境にも慣れてきましたので、日々学んでいることを着実に積み上げながら、自分磨きに取り組んでいます。

私が言語聴覚士になったのは・・・

「OLから介護界へ。一生続けていける仕事を探して」
私が介護業界へ入ったのは27歳、きっかけは父親が倒れたことです。短大卒業後、5年ほど勤めていたOLを辞め、職業訓練学校に通いながら、何の職に就こうかと悩んでいたときでした。介護が現実のものとなった矢先、職安の勧めで受けたホームヘルパーの仕事に、非常に倍率が高かったにも関わらず、合格。面接試験で選ばれた自信と、家族のために専門的な知識を身につけたいという気持ちもあり、介護の仕事を頑張ろうと決意しました。その後、神戸市内の病院で入院患者さんの介護に携わってきましたが、歳を重ねるにつれ、体力的に厳しく、ずっと続けていくのは大変だなという気持ちが芽生えてきました。ただ介護の仕事は好きだったので、経験を生かして働ける仕事はないだろうかと調べ、言語聴覚士のことを知りました。この仕事ならずっと続けていけるかも…。私自身、面接という、言葉で思いを伝える試験でこの業界に入ったこともあり、言語分野のセラピストに興味をもったわけです。

KRCを選んだのは・・・

「勉強に集中できる環境とアクセスの良さ」
資格を早く取って、現場で働きたい。そこで勉強に集中できる場所に自らを置こうと思いました。大阪や神戸など都心の学校に通うと、どうしても遊びやファッションなど、勉強以外の誘惑に負けてしまいそうな気がして(笑)。ストイックになれる環境に加え、通学に便利なアクセスも私には大きな魅力でした。KRCでは、神戸市内の垂水や明石から直行のスクールバスが出ており、明石の実家からもとても通いやすかったことも選択ポイントとなりました。
入学してからは、何年かぶりの本格的な勉強に戸惑いましたが、同じ資格取得を目指す仲間と励まし合い、協力しながら実習を進められたという経験は、かけがえのないものになりました。 学校を卒業した今も、仕事のステップアップを図るため、毎日が勉強です。学生時代に学んだことを基本に、応用力や実践力を身につけていく姿勢は欠かせないと考えています。一生続けていきたいと思って選んだ仕事ゆえ、知識や技を高めて頑張っていきたいですね。

30歳でKRCに入学するとき、遅い年齢から頑張るんだね…と周りの人からよく言われましたが、自分では少しも遅いとは思いませんでした。将来の自分の人生を見据え、リセットする時期は人それぞれ、決心した勢いとタイミングを逃さず、全力でやれば、必ず実り多き日々を過ごせると思います。

キャリアアップストーリー

2000年

短大卒業後、事務職のOLに。仕事はそれなりに面白かったが、特に将来への展望はなかった

2005年

きっかけ 父親の病を機に、ホームヘルパーに転職、その後、神戸市内の病院で介護の仕事に就く。養上の世話、治療に関わる診療補助行為など、病院内のほとんどの仕事に関わるハードな状況で、30歳を目前に体力的な厳しさを考えるように。医療系で長く働き続ける職種を検討し始め、言語聴覚士の仕事に注目

2007年

充実 KRCへ入学。少しでも早く資格がとれる3年コースを選び、とにかく勉強三昧。その甲斐あって見事、言語聴覚士の国家試験に一発合格するが、卒業と同時に結婚。住み慣れた神戸から屋久島へ移住

2011年

やりがい 2010年8月より屋久島の徳洲会病院・リハビリテーション室で言語聴覚訓練にあたる。新しい環境・新しい仕事は、まだまだ勉強の連続。多忙だが、やりがいがある毎日を過ごす